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2005年06月03日

劇場版Zガンダムを観てきました。

劇場版 「機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-」を観てきました。

内容はネタバレ&辛口を含むので以下に伏せます。

感想。酷い
20年来のガンダムファンなので期待していたのですが、まんまと騙されました。
CM等では追加されたCGの部分ばかりを前面に出していたので、相当なリメイクを期待していたのですが、いざ始まってみれば7割くらい18年前の映像を使っていて、それを切り貼りしただけ。作画にばらつきがあって、特に顕著だったのはジャマイカンのデコがシーンによって広がったり縮まったり・・・「先日のK-1アビディ戦で腫れ上がったジェロム・レ・バンナの額」のようで見ていて気持ち悪かったです。
あと、音楽については私は当時の曲が好きだったので、TV放送時の曲がふんだんに使われていて良かったのですが、録り直しはしていなかったみたいで、「CDさえ普及してなかった頃のサントラそのまま使ったでしょ;」って感じでした。あ、ちなみに今回新しく録り直したのはGacktさんのテーマ曲(OP、EDとも同じ曲)だけみたいですよ(苦笑)。
それから、ハヤトの声優さんが鈴木清信さんから檜山修之さんに代わっていたことが残念でした。檜山さんは個人的には好きな声優さんですが、ガンダムに出てくるとどうしてもシロー・アマダ(08小隊)のイメージが・・・ていうかあいつ、ガ○ガイガー(愚)。セイラさんの井上瑤さんのように亡くなってしまわれたとか、もう現役を退いたとかであれば納得もできるのですが、鈴木清信さんはまだ現役ですから・・・。
さらに、私はカクリコン・カクーラーというキャラクター(ジェリド・メサの相棒)が好きだったのですが、彼は最期のシーンで「アメリアー!!」と婚約者の名を叫んで散っていくわけですが、前フリがすべてカットされてアメリアという人物はそれまでまったく登場していなかった為にTVシリーズを知らない人が見たら「アメリアて何?;」って感じです。あれでは「ひでぶ」や「あべし」と同じです。カクリコンに失礼です。確かに1話~14話までを2時間に収めなくてはならないことは理解できるのですが、ストーリー上、重要な伏線部分までカットしなければならないとは思いません。だって、時間も予算もあったでしょうに。名台詞さえ出しておけばファンが納得すると思ったら大きな間違いです。
で、良かった部分も出しておかないといけないと思いますので、一応書いておきますが、私がTVシリーズの中で好きになれなかった部分が「クワトロ(=シャア)の弱さ」と「カミーユのわがままさ」だったわけなんですが、そのへんは出てこなくて良かったです。まあ、何故出てこなかったかを言ってしまえばカットしたからなんですけどね(汗)。
このような感想は他の方も持ったようで、終了した時に満員のお客さんが静まり返っていました。溜息すら出ないって感じでした。
まあ、そんなわけで、3部作の2作目、3作目は映画館で観る価値なしと判断しましたので行かないことにします。
あ~これだったら野郎2人で映画なんか見てないでBUCK-TICKの府中公演を見に行くんだったと後悔しきりです。

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